「小腸カプセル内視鏡」とは、少し大きめの錠剤のようなカプセル内視鏡を飲み込んでいただき、小腸の粘膜を観察する検査です。飲み込んだカプセルは、約10時間かけて消化管を進みながら小腸の画像を撮影し、そのデータを記録装置に転送することができます。この検査により、原因不明の消化管出血や潰瘍、クローン病、小腸がんなどを、少ない身体的負担で行うことが可能です。
小腸カプセル内視鏡は、原因不明の貧血や血便、腹痛、胃や大腸の検査で原因が特定できない方に提案させていただくことが多い検査です。カプセル内視鏡をサプリメントのように飲んでいただくことで、簡単に検査ができますし、しっかりと小腸の状態を確認できるため、原因究明には非常に有効な検査です。
一方で、大腸に関しては大腸カメラの方がより詳しく観察できるため、検査が必要な場合はまず大腸カメラをおすすめしています。
カプセル内視鏡を飲み込みます。
カプセル内視鏡がお腹の中を進みながら写真を撮り、無線でデータを送信します。
撮影された画像を解析し、お腹の中の状態を詳しく確認します。
約8時間の検査が終了し、装置を取り出します。
※検査の前日の夕食は消化の良い食事を摂取してください。
※検査8時間前から絶飲食してください。(検査開始2時間前からは薬も一切禁止となります)
ご予約や検査のお問い合わせに関してはこちらをご覧ください。